電動 GLOCK18C の分解方法
 
冬にこそその威力を発揮する電動ハンドガン、今回は東京マルイのシリーズ第一弾であるGLOCK18Cの分解方法を紹介します。これさえ理解していただければ同シリーズである93R等も同じ要領で分解可能です。
 
 
今回のターゲットはコイツ!箱出しノーマルで初速60〜65m/s。トリガーを引いてから弾が発射されるまで電動ガン特有の「もっさり」感があるが、写真のプロライトを装着し、これをエネルギーソースとする事でこの「もっさり」は50%ほど解消する。冬の室内戦には是非携行したいハンドガンだ。
 
 
とりあえず見える部分のネジを抜いていきましょうか、グリップ底のシールを剥がして2つのネジを抜きます。
 
 
スライドを外してチャンバーカバーを固定している3本のネジを外します。(写真の面2本、裏1本)
 
 
グリップのカバーを剥がします、両面テープでくっついているだけなので、割らないようにゆっくりと剥がします。
 
 
チャンバーカバーを外します。もうネジは抜いてあるのでポコッと外れる筈です。
 
 
4本のピンを抜きます。写真の方向へ軽く叩いて抜いて下さい。
 
 
パーツが弾け飛ばないように慎重に。2本目を抜く時はスプリングを押さえながらがよいでしょう。
 
 
分解しました。パーツの位置関係はしっかり覚えておきましょう。
 
 

チャンバー&バレルAssyを外すにはこのピンを抜きます。

 
 
ピンを抜くと、バッテリーをイジェクトするレバー&スプリングといっしょにチャンバー&バレルAssyが抜けます。
 
 
このネジを抜くと
 
 

バレル&チャンバーAssyが外せます、これでメカボックスを本体から取り外す準備が出来ました。メカボックスはグリップ底の方から抜き取ります。コードに傷をつけないように気をつけましょう。

 
 

メカボックスの分解を始めます。ここでは3本のドライバーが必要になります。通常の精密プラスドライバー、星型ドライバーT4、T7です。ちなみに通常の電動ガンのメカボックスで使用するのはT10です。東急ハンズや、電子工作のパーツ屋で購入可能です。1本600円くらいです。

 
 

T7ドライバーでこの箇所を外します、T7の出番はこの箇所だけです。

 
 
あと2本、メカボックスに固定されているネジを抜けば接点パーツをメカボックスから分離できます。(4本とも抜いてしまう事はありません)
 
 
モーターホルダーを取り外すため、3本ネジを抜きます。
 
 
ポコン
 
 
T4ドライバーを使って写真の箇所のネジを抜きます。T4ネジは3箇所あります。
 
 
黒いテープを剥がすと最後の1本が出てきます。この黒いテープは本体とスライドのわずかな隙間からメカボックスの銀色が見えないようにする為に張ってあります。私は不要と判断し、捨ててしまいました。
 
 
メカボックスを分解しました。通常の電動ガンと比較してパーツが細かいので、考えなしに開けるとスプリングと一緒にパーツが弾け飛びます。作業は慎重に行ってください。
 
 
メカボックス構成部品です。通常の電動ガンに馴れている人ならそんなに面食らう事も無いかと思います。
 
 
せっかく分解したので今回はスプリングを交換してみようかと思います。初速が10m/sほど向上するとされていますが、実際には個体差や相性がありますのでどうなるか分かりません。
 
 
左がノーマル、右がライラクスのスプリング。確かに線径も太く、長さも長い。
 
 
メカボックスの組み立てに入ります。最初に逆転防止ラッチを入れて
 
 
ベベルギアを入れます。
 
 
次にモーターを入れますが、最初にこのOリングを忘れず入れておきましょう。
 
 
モーターを入れました。
 
 

ここはこんな感じ、だんだん説明するのが面倒になってきた(笑。(写真が雑でスミマセン)

 
 
あとはもうお分かりかと思います。セクターギア→スパーギアの順番に入れて完成です。
 
 
難儀なのがこの部分ですね。私の場合はここは無視して一旦メカボックスを閉じ、後からちょこっと開けてこじり入れてます。
 
 
さて次はバレル&チャンバーAssyに行きましょうか
 
 
これはもう簡単に分解できるかと思います。
 
 
バレルとチャンバーパッキンを取り外します。
 
 
小技として、ここの気密が気になる場合、両面テープでチャンバーパッキンを固定しエアロスを防ぎます。回転防止の溝には瞬間接着剤をちょこっと入れてみました。効果の程はわかりませんが。