SOCOM Mk23 の分解方法
 
E.S.F内No1の普及率を誇る銃、東京マルイ製SOCOM Mk23、安い、よく飛ぶ、よく当たる。さらにサイレンサー効果も抜群で、燃費も良く、装弾数も多い。とても良いハンドガンです。今回はその名銃の分解方法を紹介します。
 
 
スライドを外すためにスライドストップを外します。スライドを銃後方に1cm程度ずらすとスライドストップを外すための切り欠きが見えますのでその位置でスライドを固定し、スライドストップを抜き取ります。
 
 
スライドストップを抜くとスライドを前方にずらすだけでスライドは外れます。新品の時は固くて割れそうな感じがするかもしれませんが、上(サイト面)からちょっと押さえながらずらすとうまくいきます。
 
 
このように簡単にスライドが外せます。慣れると素手のみで3秒で外す事が出来るようになります。尚、HOPの調整は赤丸の部分で行います。
 
 
スライドからバレル&チャンバーAssyを抜き取ります。これも矢印の方にちょちょいと動かすだけです。
 
 
抜き取ったバレル&チャンバーAssyを分解しましょう。ここでは赤丸のネジを3本抜きます。
 
チャンバーカバーは指でちょこっと開くと外れますが、この時小さいスプリングの紛失に注意してください。
左上から アウターバレル、その右下・チャンバーケース(右)、その右・ホップダイヤル、その左下・リコイルスプリング、その下・インナーバレル、その右・Gホップチャンバー、その右下・ホップレバー、その下・チャンバーケース(左)
見落としがちなのがこのOリング、ホップダイヤルがずれるのを防止します。

スライド後方、ノズルの部分です。これもネジなどありませんのでスライドを若干広げながら手前に引っ張り出します。

ノズルの構成部品です。例によってネジはありません。広げてこじり抜いてください。くれぐれも力こ込め過ぎて割らないように。
次はインナーフレームにいきましょう。写真のネジを1本外します。

これも簡単に外れます。すこし前にずらしてやるのがコツです。

通常はここまででおしまいにして下さい。これ以上先に進む場合はそれなりの覚悟と慣れが必要です。

 
A:スイングアーム B:スライドストップこれらを外し、て2本のネジを抜いて分解します。4本のスプリングが入っていますので作業は慎重に行ってくださいスプリングが弾けてパーツがスプラッシュすると悲惨です。
トリガーをトリガースプリングごと外します
トリガーバーのネジを抜き、片側だけ取り外します。
左の写真:ノッカー(バルブをぶっ叩く部品)を抜きます。分解の基本ですが、スプリングの位置と向きはしっかり覚えておきましょう。 右の写真:ノッカーをスプリングごと外しました。
ハンマーを取り外します
シアーとスプリングを抜きます
シアーとスプリングの向きはこうです
ハンマースプリングを抜きます
最後にそれらを保持する金属パーツを(ネジ1本)取り外し終了です。細かい部分や、メンテ不要な部分、説明不要な部分は省略しています。組み立ては言うまでも無く逆の手順で行います。お疲れ様でした。

おまけ:HOPの調整
この銃のホップにはかなりの個体差があるようです。運良くアタリ銃を買った人は何とも思わないかもしれませんが、私のようにHOPを最大にしてもほとんどHOPがかからない銃だった場合どうすれば良いのかを紹介します。
この銃の可変HOP部分です。非常に簡単な構造なので助かります。
図にするとこう。赤がチャンバーパッキン、緑がバレルです。ダイヤルを矢印側に回すとホップレバー(黒)が下がるんだなぁという事が見て取れますが、これを最大限回してもHOP量が足りない銃がハズレ銃です。

そういう場合はホップレバーの突起の突出量を大きくすれば良い訳です。ここをこのように曲げる加工をします。実際にこの加工が施されている私のSOCOMはHOP調整ダイヤルが半分よりちょっと左あたりが適正HOPになっています。

加工の方法は好きにやってもらって構いませんが、私はこうしました。参考にしてみて下さい。(赤い部分は万力、六角形は六角レンチ)ハンマーで軽く何度か叩きました。わかりやすくする為に図とかはかなり大げさに描きました。実際はここまでやるとHOP最小調整でもHOPかかりすぎとなってしまいます。加工はちょっとでいいですよ?、ちょっとで。